予防接種の任意って必要?
こんにちは。
いっくんママです。
前回に続き、予防接種のスケジュールを決める上で、重要なポイントとなるテーマ、
「予防接種の任意って必要?」
について、語りたいと思います。
【前回記事】
現在、0〜1歳児が対象となっている、任意の予防接種は、以下の3種類です。
・おたふくかぜ
・インフルエンザ
インフルエンザは、大人でも毎年受ける人が多いので、馴染みがあると思いますが、「ロタウイルス」と「おたふくかぜ」は、本当に必要なのでしょうか。
まずは、「ロタウイルス」について。
ロタウイルスは、0〜2歳児が最も感染しやすく、5歳までにほぼ全員が一度は感染する、と言われています。
症状は、ノロウイルスと似ていますが、感染力が強く、重症化しやすい(最悪の場合、後遺症が残るリスクがある)、また、ロタウイルスに直接効く薬がないことから、予防接種を受けることが推奨されています。
ロタウイルスのワクチンは、「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類があります。
どちらを受けたら良いのか、正直迷いますよね…。
大きく違うのは、接種回数です。ロタリックスは2回接種、ロタテックは3回接種になります。
どちらも費用はほぼ変わらず、効果も同等と言われていますが、どちらを受ければ良いかは、小児科や担当の先生によって、回答が違うようです。
ちなみに、いっくんがお世話になっている先生は、“免疫がつきやすい”との理由で、3回接種の「ロタテック」を推奨していました。
もちろん、2回接種の「ロタリックス」を推奨している小児科もあるので、納得が行く方で予防接種を受けることをオススメします。
続いては、「おたふくかぜ」について。
おたふくかぜは、子供〜大人まで、幅広い年代で感染する恐れのある病気です。ロタウイルスと同様、直接効く薬がなく、おたふくかぜにかかってしまうと、自然に治るのを待つしかありません。
そして何より、おたふくかぜで一番怖いのは、“難聴”になってしまうことです。
おたふくかぜによって発症する難聴は、ほとんどの場合、片耳だけに起こります。しかも、熱や頬の腫れに関係なく、発症する可能性があります。
そのため、乳幼児の場合は、難聴になっても分からないことが多く、対応が困難です。
また、難聴に対する治療法はないことから、おたふくかぜにかからなくすることが重要となり、予防接種を受けることが推奨されています。
予防接種を受けることで、おたふくかぜに感染しにくくなり、また、万が一感染した場合でも、重症化を防ぐことができます。
ここまで聞くと、「任意の予防接種も受けないと!」と思うママさんも多いかと思いますが、悩ましいのが費用です。
予防接種にかかる費用の目安は、以下の通りです。
・ロタウイルス(2〜3回接種):約3万円
ロタリックス(1価):約15000円 × 2回
ロタテック (5価) :約10000円 × 3回
・おたふくかぜ(1回接種):約5000円
・インフルエンザ(2回接種):約6000円
任意の予防接種は保険が効かないので、どれも臨時出費としては高額です。
特にロタウイルスの金額を聞いて、予防接種を思い止まってしまうママさんもいるかと思います。
私は、ロタウイルスの値段を調べず病院へ行き、会計を聞いてビックリ!!5000円もあれば足りるだろうと現金を持たずに行ったため、お金が足りず…慌てて銀行に走りました。あれは焦りましたね(汗)
しかも、予防接種は1回目を受けてしまうと、途中でやめるというのは、難しくなります。途中でやめてしまうと、1回目のワクチンが無効になってしまい、それこそ勿体ないと言えます。
それにしても、「任意の予防接種」って何で、“任意”なんでしょうね。
任意の予防接種だからと言って、決して重要度が低い訳ではありません。むしろ、積極的に受けるべきワクチンばかりです。
でも、費用が高いから…という理由で、予防接種を断念してしまうママさんもいると思います。
最近、「授業料の無償化」が話題になっていますが、
私は『予防接種の無償化の方が先では?!』と、声を大にして言いたいです。
必要な物事に対する選択権は、“選択の自由”とは言えません。只々、格差を生むだけだと思います。
任意の予防接種を受けるかどうか。
そんな事を悩まなくても良い日が1日でも早く来る事を願う、今日この頃です。
次回は、
「効率的な予防接種のスケジュール」
について、体験談を踏まえて紹介します。
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